百八灯祭りは折立温泉で江戸時代初期から行われている伝統ある行事です。 この祭りは農家にとって大切な作神様、稲荷大明神様に豊年万作を祈願する前夜祭で山の麓にある小さな稲荷様の社から山頂に向けてそれぞれの農家から集めた藁を配置し、夜を待って着火されます。 夜空に燃え上がる藁火の明かりに白雪に覆われた山々が浮かび上がり、幻想的な雰囲気の中で人々は百八灯のハヤシを合唱します。 雪に埋もれて数ヶ月、百八灯の祭りが土地の人々に春の訪れを伝えます。